屋根に野地板と呼ばれる合板が貼りあがっても、それだけでは雨を防ぐことができません。このままの状態では雨が降った場合、野地板のつなぎ目部分から雨が漏れてしまいます。そこでルーフィング工事と呼ばれる施工にうつっていきます。
そもそもルーフィングとは、屋根材の下に防水のために敷くシート状の建材です。
こちらが今回使用するアスファルトルーフィングと呼ばれるルーフィング材です。
アスファルトルーフィングは雨の侵入を防ぐため、下から上に向かって一列ずつ順々に張っていきます。
上下の重ね幅は100mm以上、左右は200以上の重ね幅をしっかり確保しながら、一列一列しっかりと固定していきます。
野地板の上にアスファルトルーフィングが張られました。
これで屋根が完成したわけではありませんが、アスファルトルーフィングが屋根一面に張られると、多少の雨が降っても屋根の隙間から雨が漏れてくることは、ほとんど無くなります。
とは言ってもルーフィング工事だけでは防水も完全ではないので、まだまだ油断は禁物です。ルーフィング工事が完了したら、できるだけ早く瓦材の施工を行うことが重要です。
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