点検口の取りつけ(天井点検口)

長期的な住宅のメンテナンス性を考慮し、天井に点検口を設置します。点検口とは配線や配管を点検するために侵入するための入り口です。点検口が設置されていれば、配線や配管に問題が生じた場合でもすばやく対処することができます。

また点検口があれば、問題が発生した際の修繕費用も安く抑えられます。

天井に開口を開け、点検口をとりつける準備をする

まずは取りつける点検口のサイズに合わせて、天井に開口を開けます。今回使用する点検口のサイズは「455mm×455mm」です。
点検口の開口を開けます

点検口はクローゼットの天井などにとりつけることが多いですが、それと合わせてなるべく天井裏全体を見渡せる場所に設置することも大切です。広い範囲を見渡せる場所ならメンテナンス際に作業を効率的に行うことができるからです。

点検口をつくろう

これが今回しようする点検口。サイズは前述のとおり「455mm×455mm」のものを使用します。

組立前の点検口

点検口のフタになる部分はプラスターボート(石膏ボード)をカットして、フタにはめ込みます。

点検口にプラスターボードをはめ込みました

実際にプラスターボードをカットし、フタ部分にはめこみました。これを事前につくっておいた開口部分に取りつけていきます。
点検口の取りつけが完了しました

点検口の取りつけが完了しました。天井裏を点検する際にはここから天井裏をのぞきこむことができます。点検の際だけ上記のようにフタを開け、それ以外の時はフタをしめておきます。

点検口を閉じた状態

点検口は、ほとんど凹凸のないフラットな作りなので、フタをしめた状態ならそれほど見た目もきになりません。

適切な場所に適切に点検口をとりつけることは、住宅の維持管理における重要なポイントの一つと言えます。