現場に大量の石膏ボード(プラスターボード)が搬入されたら、いよいよ木の下地に壁材となる石膏ボードを貼りつけていきます。今回はこのプラスターボードが現場でいったいどのような道具を使って施工されているかを紹介していこうと思います。
「石膏ボードを貼る」ための工具を道具、普通に暮らしているとまず目にすることがないものばかりかと思います。ではどのような道具を使っているのか見ていきましょう。
防じん丸ノコ
石膏ボードをカットするために使う丸ノコ。石膏ボードは施工がしやすくカッターなどでも切れ目をいれることで簡単にカットすることができるのですが、最近はこの防じん丸ノコを使うことが多いですね。
普通の丸ノコよりもホコリが飛びづらい構造になっており、最大の特徴はホースをつなぐことでホコリを吸い込みながらカットすることができる点でしょう。
その時使用する道具が上の写真の「集塵機(しゅうじんき)」と呼ばれる機械です。こちらと防じん丸ノコをホースでつなぐことで、ホコリを吸い込みながら石膏ボードをカットすることが可能になります。
集塵機をセットして使うことで、現場がほこボードの粉まみれになることを防ぐことができるというわけです。
ボードやすり
こちらはボードの切断面をけずるための「ボードやすり」と呼ばれる道具。ボードとボードをピタっとすり合わせるために使う道具です。カットしたボードの切断面をこれでやすってやることでボードをボードをすり合わせます。
ボード貼りでは防じん丸ノコと並んで使用頻度の高い道具と言えます。
様々な道具を使って石膏ボードは貼られています
石膏ボードを切るための防じん丸ノコ、ホコリを吸い込むための集塵機、ボードをすり合わせるために使うボードやすり。現場では石膏ボードをはるためには、様々な道具を状況に応じて使い分けています。
いかがでしたでしょうか、石膏ボードは「施工が比較的簡単」などとよく言われていますが、それでもこのように数多くの道具を使って施工されているんですね。
一般の方だと中々見る機会の少ない道具ばかりだったと思います。住まいづくりの理解を深める手助けになればと思い紹介させていだきました。