住住宅の基礎にはアンカーボルトやホールダウンといった
ボルト状の金物が埋め込まれています。
小さいボルトがアンカーボルトで、中央の大きなボルトがホールダウン用のボルトです。
アンカーボルトの金具を締め付けることで、土台と基礎をしっかり固定する
ことができます。ちなみにホールダウンは土台部分ではなく、柱と基礎を
固定し耐震補強するためのボルトになります。
アンカーボルトは基礎の上に一定間隔で取り付けられるため、ホールダウンに比べると
かなりの量が基礎に埋め込まれています。
ホールダウンはアンカーボルトに比べると数はすくなくなりますが
通し柱が立つ場所や建物の4隅付近などの重要な位置に設置されています。こちら上述の
とおり、土台ではなく柱に専用の耐震金物を使用することで固定することができます。
アンカーボルトやホールダウン、どちらも地震などの際
土台が基礎から浮き上がることを防いでくれる重要なボルトです。
ちなみに基礎の上に土台を敷くためにはアンカーボルトとホールダウンを通すための穴を
土台に掘る必要があります。そのためにまず最初に行う作業が基礎への墨付け。
上の写真のように基礎に墨付けを行うことで、土台を敷く位置を正確に決めることが
出来るようになります。
基礎の墨付けが完了したら、次はその墨を基準として
アンカーボルトやホールダウンを通すための穴の位置を土台に墨付けし、所定の位置に
ドリルを使って穴を掘っていきます。
土台に穴を掘ったら、いよいよ基礎の上に土台を敷いていく作業になります。
ですが基礎の上にそのまま土台をのせていくのではなく、基礎と土台の間に基礎パッキン
と呼ばれるパッキン材を入れていきます。
詳しくは基礎っパッキンについてのページで説明させていただきます。
次は>>基礎パッキンについて