大規模リフォーム、今回は「梁入れ」です。既存の古い梁とは別に、新しい梁を加工して入れていきます。
まずは梁(はり)は梁の加工から始めます。まずは「角のみ」という機械を使って、柱を差し込むための”ほぞ穴”を作っていきます。
この機会はハンドルを回すことで内部の刃がおりてくる仕組みになっています。部材をガッチリと固定したら、ハンドルを回して”ほぞ穴”を掘っていきます。
柱を差し込むためのほぞ穴が完成しました。ちょうどこの位置に柱を差し込むことになります。
また”ほぞ穴”以外にも耐震補強として使うボルトを通すための加工も行っています。このような加工を新しく入れる梁、一本一本に施していきます。
梁を入れよう
梁の加工が済んだら、いよいよ実際に梁を入れていきましょう。
掛矢(かけや)と呼ばれる大きなハンマーを使って、新しく作った梁を取りつけていきます。ちなみに、今回新しく梁を入れるにあたって、梁を支える柱も新しい部材を使用しています。
こちらは家の外周部分、梁を取りつけたら外周部の柱からボルトを通し工具を使って締め付けを行っていきます。これを行うことで梁と柱が一体化され、耐震性が補強されます。
梁入れ完了
「梁入れ」が一部ですが完了しました。白アリ被害にあってボロボロだった梁も新しい梁に取り換えられ、解体した直後からするとだいぶ見違えてきましたね。
とは言っても、まだリフォームは序盤。梁も今回いれた分だけでは不十分。引き続き気を抜かず、工事に取り組んでいきます。
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