リフォームのために一度解体した屋根に
新しく垂木(たるき)が取りつけられました。
これで屋根に野地板(のじいた)と呼ばれる下地板を
貼ることができます。
野地板とは瓦やスレート材をのせるために必要不可欠な下地です。
こちらが野地板が貼られる前の屋根全体の写真。
この上に野地板と呼ばれる合板を貼っていきます。
それでは作業に移っていきましょう。
屋根に野地板を貼っていきます
野地板には12mm厚の構造用合板を使用しています。
最初の一枚目の野地板を打ち付けています。
屋根の下の方から、上に向かって貼っていきます。
隙間ができると雨漏りの原因になりますので
隙間ができなりようにピッタリと丁寧に貼りつけていきます。
また、野地板の継ぎ目は必ず垂木の上にくるよう注意します。
一列目を貼ったら、二列目、三列目といった具合に
そのまま上に向かって順序よく貼っていきます。
野地板が半分貼りあがりました。
この調子で残り半分も仕上げていきましょう。
屋根の野地板貼りが完了
無事、野地板が屋根全体に貼られました。
クギの打ちもらしなどがないか注意深くチェックしています。
こちらは屋根裏の写真です。屋根裏には小屋組みのゆがみを防ぎ、耐震性を上げるために雲筋交い(くもすじかい)と呼ばれる補強材が取りつけています。
今回の作業で屋根に野地板がかぶったことで、瓦やスレート材をのせる下準備が整いました。ただし、いきなり瓦などの屋根材をのせるわけでなく。防水のためにルーフィング工事と呼ばれる作業を間にはさみます。
屋根もずいぶんと形になってきましたが、リフォーム工事はまだまだこれからです。