大阪で行う大規模リフォーム
前回で二階の梁が組みあがりました。次はこの上に合板を敷いていき、床を作っていきます。
今回、床に使用する材料は24mm厚の構造用合板。かなりの厚みがある大変丈夫な構造用合板です。このように丈夫な合板を利用してつくった床を「剛床(ごうしょう」と呼び、またその工法を「剛床工法」と言います。
剛床工法のメリットは使用する合板に厚みがあるため、床のたわみや床鳴りを抑えることができます。また合板と梁を釘でガッチリと固定していくので、優れた耐震性をもっています。
それでは実際の施工風景を見てみましょう。
剛床を敷いていこう
剛床を一枚一枚、丁寧に敷いていきます。
厚みがある合板なので、重量もかなりあります。高い場所での作業なので注意しながら敷いていきます。
リフォームなので、既存の古い梁は微妙に反りが発生していました。このまま床を敷くと水平がくるってしまうので、電気カンナを使用して水平になるように調整していきます。
床が綺麗な水平になるように細心の注意をはらって作業にのぞみます。
だいぶ床が出来上がってきました。
合板と梁をしっかりとクギで固定しているので、かなりガッチリとした丈夫な床になってきました。
日も暮れるころまで作業したところで
剛床工法の床が完成しました。
作業前は梁の上を歩くとまだ揺れる感覚がありましたが
剛床を敷くと床の揺れはほとんど無くなりました。
地震にも強い耐震性にすぐれた床が完成しました。