こちらは2階の床から、リフォームのため解体された屋根を見上げた写真です。雨対策としてブルーシートが掛けられています。
今日はこの解体された屋根の下地を改めて作り直していく作業です。
前回の作業で2階に床ができあがったので、安心して作業にとりかかることができます。今回の作業では垂木と呼ばれる部材を屋根に取りつけていきます。
屋根の部材説明と「かすがい」による耐震補強
こちらがブルーシートを外して、屋根の上から撮った写真です。
この解体された屋根の下地をこれから作り直していきます。
屋根の一番高い位置、水平方向に取りつけある部材が「棟木(むねぎ)」と呼ばれているものです。また、その棟木の横に平行な位置している部材は「母屋(もや)」と言います。
どちらも これから取りつける垂木と呼ばれる下地を作るために必要不可欠な部材です。
上の写真は「かすがい」と呼ばれる金物です。
これを棟木や母屋の連結部分に打ち込んでいきます。
「かすがい」を打ち込むことで、束(つか)との接合力を高め、屋根の浮き上がりを防ぎます。連結部分にかすがいを打ち込むことで地震に強い屋根になります。
垂木(たるき)を取りつけよう
ではいよいよ垂木(たるき)を取りつけていこうと思います。
垂木は屋根の下地である野地板を支えるための部材です。
今回は45×45mmのものを使用していきます。
実際の垂木の取りつけの様子です。
垂木の間隔は一尺ピッチ(303mm)で配置し、棟木と母屋にクギ打ち機を使ってしっかりと固定していきます。
ひねり金物の取りつけ
台風や地震の際、の屋根の浮き上がりを防ぐため
家の外周部には「ひねり金物」を取りつけていきます。
垂木と屋根の外周部の桁(けた)と呼ばれる梁を、この「ひねり金物」を使ってガッチリと固定していきます。これで屋根の耐震性をより高めることができました。
屋根に垂木が取りつけられました。
これで次の作業である野地板の設置に取りかかることが出来ます。
家を雨風から守る立派な屋根を作るためにも
もうひと踏ん張りです。